サラメシ・シンガポール

ローカル企業で働くサラリーマンのローカルフード(ときどき出張先の東南アジア飯)の備忘録的な放浪記

チャイナタウンの中心で餃子をしばく

シンガポールという国はざっくり、中華系(75%)、マレー系(15%)、インド系(10%)の3つの民族がいて、それぞれ独自の文化と代表的なエリアなどがあるのですが、何だかんだごく一部を除けばほとんど国全体がチャイナタウンみたいなものです。

そんなシンガポールのチャイナタウンというエリアは、チャイナタウンの中のチャイナタウン≒ほぼ中国?です。(でもMRTのChinatown駅の漢字の表記はなぜか「中華街」ではなく「牛車水/ニィュ~チャ~シュイ」)

チャイナタウンにはホーカーやコーヒーショップ(3~5軒位の民営の小さめホーカーみたいなもの)が5~6ヶ所くらいありますが、その中でもここPeople's Park Complexは、以前紹介したChinatown Complexと双璧をなす、チャイナタウン中心部の大型の小汚いホーカーの代表です。

ここらではシンガポールでは珍しく、昼から(朝から?)ビールで酒盛りしている中華系のオジサン・ジイさん達の談笑が聞こえ、時おり喧嘩の声も聞こえてくることもあるカオスのようなところです。

 

●さて今回のランチは鍋貼(グオティエ/Dumpling)です。日本でいう焼餃子です。

このボリューム(12個)で$5.0(約400円)です。  

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日本の餃子のように見栄えにこだわった盛り付けではありませんね。写真では伝わりにくいかもしれませんが、一般的な日本の焼き餃子よりもだいぶ大きめです。(たぶんAJINOMOTO冷凍餃子の2倍以上はありそうです)

多めの油で揚げながら焼いている感じなので、外側はもっちりではなくパリッとしています。(でも皮が厚めなので少しもっちりしてます)

注文すると5分くらい待ってろと言われてその場で焼いてくれます。

見ていると奥に一人ひたすら餃子の皮に餡を詰めているおじさんがいますね。

ちなみに中華系の人たちは、焼餃子たものより水餃(スゥイジァオ・水餃子)の方が好みのようです。

味は豚ひき肉とニラが素朴な味わいで日本人なら好きな味です。ジューシーな汁が垂れるのでレンゲを使いながら食べるといいですね。皮が半分くらい開いちゃってのもは気にしないでください。餡詰め担当のおじさんの仕事もけっこう雑ですね。

ローカルや中国人にとって餃子とはこれ単品が主食なので、ライスや麺類と一緒に食べるようなことはなく、これ一皿で一食です。

ボリュームもさることながら、皮が厚めなので日本人でもライスが無くても飯食った的な満足感が得られます。12個食べるのはけっこう大変です。

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冷凍餃子も販売していて、おいしい餃子を家でも安く食べることができます。30個入りで$10ドル(約800円)なので、こんなカオスみたいなところにも日本人駐妻が買いに来ていたりします。

小籠包とシューマイもあって冷凍を買って帰って家で食べたことはありますが、やはり大きくておいしいかったです。

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ホーカーの上部や周辺には古い団地街があるのでホーカーに陣取って1日中じっとしているジイさん達もいます。

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