Holland Villageのクレイポットライス(土鍋ライス)
ホランド・ビレッジのホーカー(Holland Village Food Market)で美味しいクレイポットライス(土鍋ライス)を見つけました。
ホランド・ビレッジは中心部から車で10~15分でアクセスできる少しだけ郊外の住宅エリアです。周辺は欧米系の駐在員も多いところで、東京で例えたら広尾かな?(諸説あります)
すぐ近くのホランド・ロード・ショッピングセンターには欧米人が好む(日本人にはちょっと趣味が合わない)、結構高級系のアジアンテイスト満載な家具や雑貨のお店がたくさんあります。MRTサークルラインのホランドビレッジ駅が数年前に開業してから少し便利になりましたが、サークルラインは郊外を一周(※現時点では完全な一周ではない)しているだけなので、結局ちょっと不便なままです。
●クレイポットライス、たしか$5.5(約440円)
具は大き目チキンと中華ソーセージ(少し甘いソーセージ)にネギが少々です。
鍋底にビルドアップされてくる醤油のお焦げがたまらないのですが、焦げ過ぎると食べられなくなるので適度に混ぜては焦がし、焦がしては混ぜして食べ進めるという感じになります。(食べることに集中しすぎると焦げ過ぎちゃいます)
クレイポットライス屋は中規模以上のホーカーなら大体1軒くらいは入ってますが、フードコートやコーヒーショップ(民営の小規模ホーカー)ではあまり見かけません。
そこまで見かけない理由を考えてみたのですが、この料理は注文してから土鍋を火にかけ炊き始め、たとえ前に誰も待っていなくても10分ほど待たされ(昼時は15分〜20分待つ)、ビジネス的にも効率が悪く、またせっかちなシンガポーリアンも好き好んで待たされたくないのでそこまで流行らないのではないか、という結論に至りました。
ほとんどのシンガポールB級グルメの調理法は、麺を茹でてスープを掛ける、肉を切って麺か米に載せる、ソースと具を麺か米乗せる、麺と具を一緒に炒める、というパターンで、ものの数十秒からせいぜい数分で出せる料理がほとんどです。
素人的考えでも同じ$5の売り上げであれば早く出せる方が儲かりそうですよね。
来星当初は、赤道直下のエアコンの利いていないホーカー(半屋外たまに完全オープンエア)で、真昼間から熱々の辛めの料理なんかを食べることなど想像できませんでしたが、それが当たり前になると気温30度オーバーの屋外で土鍋ライス、タイのグリーンカレー、辛い麺料理やラーメン、たまに中華四川鍋なんかを頬張るのに対して何も感じなくなりました。(もちろん汗はかきます)
暑くても冷たいものを食べない(冷たい食事の選択肢が全くない)中華系(多分インド系、マレー系も)たちに比べて、日本人ばざるそば、ざるうどん、冷やし中華といった冷やした料理や冷たい飲物を好むということに改めて気付かされました。
●ホーカーの外側の道沿いはお洒落なレストランやバーが密集していて夜は歩行者天国になるバーエリアです。