サラメシ・シンガポール

ローカル企業で働くサラリーマンのローカルフード(ときどき出張先の東南アジア飯)の備忘録的な放浪記

繋がってて食べにくいビャンビャン麺

ビャンビャン麺(Biang Biang Noodle)という、漢字で書くと恐ろしく画数の多い文字が当てられている食べ物があります。

中国のどこかが発祥の料理のようですが、シンガポールでも時どき見かけます。(漢字についてはご自身でお調べください)

ブギスからドビーゴート方面に向かうミドルロードの脇の道路上にも美味しいビャンビャン麺が食べられる瑞祥美食(Rui Xiang Restaurant)というザ・ローカルレストランがあります。

道端で歩道と一体化したテラス席付レストランが3軒くらい並んでいる一角です。(テラスと言うとおしゃれに聞こえますがただのよくある道端のオープンエアの店です)

店舗全景 - Picture of Rui Xiang Mei Shi, Singapore - Tripadvisor

我ら日本人酒飲みのための名店「信屋」のあるフォーチュンセンターの向かい側というロケーションとなっています。

 

ビャンビャン麺は平べったくてモチモチで食べごたえのある小麦粉の麺に「山椒」と「唐辛子」と「ネギ」と「何かごま油っぽい油とお酢?」をまぶして少し野菜と肉を添えただけのとても雑な食べ物です。

 

この麺がとてもユニークで、当然ビャンビャンという名前の由来かになっているのではないかと思われますが、作り方はおそらく(絶対に)、①小麦粉で子供の粘土遊びよろしく適当に手でこねて玉(ダマ)を作り、②適当に細長い棒状にしてさらに摘んで紐っぽく枝分かれさせ、③適当に押し潰す、で完成です。

食べてみたらこの”適当”に作られている感じがよく理解してもらえると思います。

 

ちなみに注文方法は繋がっている麺の1本というか1房?単位で、2つ、3つと大盛りにすることができます。1つで普通サイズ、2つで大盛りという感じです。(メニュー上の単位は1 Root、2 Rootという根っこ?をイメージした単位になっています。)

丼に入っている姿は幅広のきしめんみたいですが、どっちかの端がどっかと繋がっているという状態なのでとにかく食べにくいのですが、噛み締める小麦粉の味とモチモチ感、そしてスパイスのパンチとオイルのハーモニーが絶妙で病みつきになりそうです。(というわけで結構辛いです)

 

値段はたしか普通(1本)で7ドル(約560円)くらい、2本で9ドル(約720円)くらい、3本で11ドル(約880円)くらいだったと思います。


●ビャンビャン麺(2本版)(2 Root Bian Biang Noodle) たしか9ドル位(約720円)

写真では分からないのですがネギの下の方とか底の方に唐辛子と山椒がドバっと入ってます。

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●水餃子 たしか7ドルくらい(約560円)

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ほかの料理も焼き餃子、普通の担々麺等の麺類、チャーハン、焼そば的なものから中華ハンバーガー、シーフードものまで一通り揃っていますが、一応四川系の辛いものが得意そうな中華レストランです。大体6-7ドルから色々選べます。

(一応言っておくと、とくにビャンビャン麺押しの店ではありません。メニューの片隅に載っているという程度です。)

 

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●漢字で書くとこんな感じです。

 

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