またバクテー(Bak Kut Teh) in KL
せっかくマレーシアのKLに来たので、マレーシア・テイストのバクテー(Bak Kut Teh)を食べるつもりだったのに、結局シンガポール風バクテーが出てきた... という話。
元々シンガポールは、マレーシアの元になったイギリス植民地(マラヤ連邦)の一部が、中華系住民が増えすぎて50数年前に切り捨てられるような形で独立したらしいのですが、その後のシンガポールの発展ぶりはご存知の通りです。
その両国は今もなお大小さまざまな争いがあるわけですが、最も些細な争いの一つが、双方がソウルフードと主張とするバクテー争い、通称「どっちが美味いか戦争」です。
双方の違いは、マレーは「胡椒っけが強く、スープはドス黒く、肉以外の変化球が入っていたりすることもある」のですが、シンガポールのバクテーは、「胡椒は弱め、ニンニク強め、スープは澄んだ透明」といった特徴があります。(諸説あります)
さて、KLCCでの打合せの合間、ペトロナスツインタワー横に1年半前にオープンしたFour Seasons Hotelの下のデパートに人気のフードコートがあるということで、そこで食べることになり、今回のバクテー屋台を見つけました。
はたして注文したバクテーを見たら、期待していたのとは違う見慣れた感じの奴が出てきました。
●土鍋バクテー&ライス RM18(約450円)
スープは一般的なシンガポールのものよりほんの少しだけ濃い目だったかもしれません。
そうか、このデパートはよく見たらシンガポール系のRobinsonsデパートなので、このフードコート全体がシンガポールテイストにしてるのだなと勝手に納得して美味しくいただきました。
さすがに5つ星ホテルの下にある高級デパートのフードコートだけあって、思っていたより安くなかったです。(シンガポール価格とほぼ一緒)
KLCCのオフィス街にはこういったフードコートが多くないようで、12時を少し過ぎたあたりから激込みになりました。
入っているストールはどれもシンガポールでも見慣れたメニューばかり。(元々同じ国なので食べるものもほぼ一緒です)
食後にフードコートの隣にあったChendol/チェンドル(東南アジア風かき氷)をいただきました。(RM5/約125円)
何か緑色に着色された芋虫のようなゼリーと小豆が入っています。(店によって他にも様々な「具」が入っていたりします。)